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「過活動膀胱ブログシリーズ」【第2回】なぜ「我慢できない尿意」が起こるのか?

前回のおさらい

前回は「過活動膀胱(OAB:Overactive Bladder)」とはどんな病気か、そして“がまんできない尿意”“トイレが近い”“夜何度も起きる”といった症状がある方は要注意というお話をしました。

本来、第2回では治療法についてご紹介する予定でしたが、今回は少し予定を変更し、
その前にぜひ知っておいていただきたい「原因」についてお話しします。
治療法については次回の第3回で詳しくご紹介いたします。

■ 膀胱の“働きすぎ”が原因

通常、膀胱は尿がある程度たまるまで静かにふくらみ、脳から「そろそろ出していいよ」という指令が来て初めて収縮します。
しかし過活動膀胱では、このバランスが崩れ、まだ十分に尿がたまっていないのに膀胱が勝手に収縮してしまうのです。
この結果、「急に我慢できない尿意」や「トイレが近い」といった症状が起こります。

■ 原因はひとつではありません

過活動膀胱の原因はさまざまです。

加齢による膀胱や神経の変化

脳や脊髄の病気(脳梗塞・パーキンソン病など)

前立腺肥大症などによる尿の流れの悪さ

女性ではホルモンバランスの変化や骨盤底筋のゆるみ

ストレスや生活リズムの乱れ

こうした要因が複雑に関わり合って、膀胱が“過敏”な状態になるのです。

■ 早めの相談が大切

「年のせいだから」「少し我慢すればいい」と思っているうちに、症状が進行することがあります。
過活動膀胱は適切な治療で改善が期待できる疾患です。
内服治療や生活習慣の工夫で、尿意のコントロールが楽になる方が多くいらっしゃいます。

■ 次回予告

次回は、過活動膀胱の治療法と、日常生活でできる工夫についてお話しします。
気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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