「過活動膀胱ブログシリーズ」【第1回】過活動膀胱とは?基礎から知って安心に
「急にトイレに行きたくなって、我慢できない」
「昼も夜もトイレが近くて困っている」
そんな症状に悩んでいる方はいませんか?
それは 過活動膀胱(OAB: Overactive Bladder) かもしれません。
このシリーズでは、過活動膀胱について基礎から治療・生活の工夫まで、分かりやすく解説していきます。今回はその 基礎編 です。
過活動膀胱の4大症状
過活動膀胱を特徴づけるのは、次の症状です。
尿意切迫感:急に強い尿意を感じて我慢が難しい
昼間頻尿:日中の排尿回数が多い(目安は8回以上)
夜間頻尿:夜に2回以上トイレで起きる
切迫性尿失禁:尿意に耐えきれず漏れてしまう
これらのうち、1つでも当てはまる場合は過活動膀胱の可能性があります。
原因は?
過活動膀胱は、膀胱の筋肉(排尿筋)が 必要以上に収縮してしまうこと で起こります。
加齢による変化
前立腺肥大症や婦人科疾患の影響
脳梗塞やパーキンソン病など神経の病気
はっきりした原因がわからない場合
といった要因が関わります。
放置するとどうなる?
過活動膀胱は命に関わる病気ではありません。
しかし、外出や旅行を控えたり、人との会話や会議中にトイレが気になったりと、生活の質(QOL)を大きく下げてしまう病気です。
「恥ずかしいから」と我慢して放置すると、心身の負担が積み重なり、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
まとめ
過活動膀胱は「年齢のせいだから」と諦める必要はありません。
適切な治療や生活習慣の工夫で、症状は改善する可能性があります。
次回は、「第2回:治療法について」 をお届けします。
薬のこと、そして最新の治療法について詳しく解説していきますので、ぜひご覧ください。
