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「過活動膀胱ブログシリーズ」【第8回】 膀胱ボトックス注入療法とは?効果・安全性・流れを詳しく解説

過活動膀胱(OAB)は、生活習慣の工夫や薬物療法で多くの方が改善します。
しかし、なかには 薬だけでは十分に改善しない方、
副作用がつらくて薬を続けられない方 もいらっしゃいます。

そんな方に、新たな選択肢として注目されているのが
「膀胱ボトックス注入療法」 です。

今回は、この治療をわかりやすく丁寧に解説します。

1. ボトックス注入療法とは?

一般に「しわ取り」のイメージがあるボトックスですが、
医療では筋肉の過剰な緊張を抑える薬として古くから使われています。

膀胱ボトックス療法では、膀胱の収縮を抑え、尿意切迫や頻尿を改善 することを目的とします。

✔ 対象となる症状

尿意切迫(急に強い尿意がくる)・頻尿・夜間頻尿・切迫性尿失禁(漏れてしまう)

2. どんな人に向いている治療?

以下のような方は、ボトックス治療の良い適応です。

薬を続けても効果が不十分な方・副作用(口渇・便秘・動悸など)がつらい方

強い尿意切迫や尿漏れが生活に支障をきたしている方・より強力な治療を希望する方

薬が効かないことで悩んでいた方が、生活が大きく改善するケースも少なくありません。

3. 効果はどれくらい?
✔ 改善が期待できる症状

尿意切迫・頻尿・切迫性尿失禁・夜間頻尿

多くの研究で、症状が大きく改善することが報告されています。

✔ 持続期間は?

効果は 約6〜9ヶ月 持続します。
症状が戻ってきた際は、繰り返し治療が可能です。

4. ボトックスの安全性について

膀胱ボトックスは、世界中で長年使われてきた信頼度の高い治療です。

✔ よくある副作用

一時的な排尿しづらさ・尿閉(まれ)・軽い血尿・膀胱の違和感

副作用の多くは 一過性 で、適切に管理すれば心配ありません。
クリニックでは、治療後の経過観察を丁寧に行っています。

5. 治療の流れ(外来で行う低侵襲治療)

クリニックによって手順は多少異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。

① 診察・説明

症状や他の治療歴を確認し、適応を判断。
治療内容・効果・リスクを丁寧に説明します。

② 麻酔(局所麻酔)

痛みを感じにくくするため、麻酔を行います。

③ 注入(約10〜20分)

膀胱粘膜に膀胱鏡で確認しながら細い針で少量ずつボトックスを注入します。
痛みは最小限で、治療時間も短いのが特徴。

④ 経過観察

治療後にしばらく休んでいただき、排尿の状態を確認します。

⑤ 帰宅

入院は不要で、そのまま帰宅できます。

6. 効果が出るタイミング

治療後、1〜2週間ほどで効果を実感 される方が多いです。
「ある日突然、尿意が楽になった」という声もあります。

7. ボトックスは“最後の手段”ではありません

過活動膀胱に悩む患者さんの中には、

「薬が効かない=もう治らないのでは?」
「手術は怖い…」

と感じる方もおられます。

しかし、ボトックス治療は
安全で効果的、そして低侵襲 な治療のひとつです。

薬で改善しにくいケースでも、生活の質(QOL)が大きく向上した例が多くあります。

まとめ

ボトックスは膀胱の過敏性を抑える治療

薬が効かない・副作用がつらい場合に有効

効果は6〜9ヶ月持続

外来でできる低侵襲治療

再治療も可能で、世界的に実績が豊富

過活動膀胱でお悩みの方にとって、「新しい一歩」になり得る治療 です。

気になる症状が続く場合は、どうぞ気軽にご相談ください。

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