日本泌尿器科学会総会2日目
日本泌尿器科学会総会2日目は”女性泌尿器科”と”前立腺肥大症手術 WAVE”に焦点を合わせました。なぜなら、当クリニックを受診していただく患者様の多くが”排尿のお悩み”を抱えていらっしゃいます。世田谷区の皆様が健康長寿を達成するにはこの”排尿のお悩み”を解決する必要があるからです。
シンポジウム『若手に伝えたいFemale Urologyのすばらしさ』では区内で女性泌尿器科を積極的に診療されている成城せとぐちクリニックの瀬戸口先生の講演がありました。排尿に関するお悩みを抱える女性患者様は、総合病院の外来よりも、泌尿器科クリニックを受診される方が圧倒的に多い印象です。これは、泌尿器科の受診そのものに対して「恥ずかしさ」や「ためらい」を感じる女性が多く、総合病院よりもクリニックの方が気軽に相談しやすいと感じられるためと考えられます。実際、これまで私が勤務していた大学病院や総合病院の外来診療と比較しても、当クリニックではより多くの女性患者様の診療を担当させていただいております。女性にとって安心して受診できる環境を整えることが、泌尿器科診療において非常に重要であると、あらためて実感しております。
前立腺肥大症に対する低侵襲手術 ― WAVE手術についてですが、当クリニックでは、2025年5月より、前立腺肥大症に対する**新しい低侵襲手術(Minimal Invasive Surgical Therapy: MIST)である「WAVE手術」**を日帰り手術で開始いたします。このWAVE手術は、他のMIST手術方式と比較してもより低侵襲かつ高い効果を兼ね備えており、近年では患者様の満足度が高いという報告が本学会で多く見られます。術中・術後の合併症率も非常に低く、安全性の面でも大変優れた手術術式であると、私たち自身も改めて実感しています。前立腺肥大症の治療においては、患者様の症状やライフスタイルに応じて最適な治療法を選択することが重要です。当院では、WAVE手術を含めたさまざまな治療選択肢の中から、一人ひとりに合わせた最善の治療方針をご提案いたします。
今朝は大好きな”旅ラン”で櫛田神社・福岡城跡・大濠公園を走りました、最高でした。櫛田神社は、博多を代表する夏の祭り「博多祇園山笠」が奉納される神社として有名です。不老長寿のご利益があるとされている「霊泉鶴の井戸」はパワースポットとしても知られています(写真上)。福岡城跡は関ケ原の合戦戦功により、筑前52万石の領主となった黒田長政が1601(慶長6)年から7年の歳月をかけて築城しました。天守閣はありませんが、残存する石垣が圧巻でした。大濠公園は福岡城の外濠跡を整備して作られた公園で、大きな池を周回するマラソンコースがあり地元のランナーと共にゆっくりと気持ちよく走れました(写真下)。
明日はいよいよ最終日です。最終日の報告もまたブログに綴らせていただきます。