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50代からの泌尿器ラボ【第10回】前立腺肥大と性の悩み。どう付き合えばいいの?〜恥ずかしがらずに知っておきたい“からだと心”のこと〜

きたじま腎泌尿器科クリニック世田谷烏山院院長の北島和樹です。

前立腺肥大症と診断された方の中には、性機能への不安や疑問を感じる方も少なくありません。

でも、「聞きにくい」「恥ずかしい」と感じて、誰にも相談できずに悩んでしまうケースも多いんです。

今回は、前立腺肥大と性の関係について、正直に・具体的にお話ししていきます。

💡 前立腺って“性機能”と関係あるの?

あります。
前立腺は精液の一部をつくる器官でもあり、性機能と深く関係しています。

ただし、前立腺肥大=性機能が必ず落ちるというわけではありません!

🧪 薬の影響はある?

前立腺肥大症の薬には、性機能に影響を与える可能性があるものもあります。

主な副作用として:

射精量の減少

勃起力の低下

性欲の低下

👉 特に「5α還元酵素阻害薬」は、精液の分泌が減って「射精感が弱くなる」と感じる方もいます。

でも安心してください。
多くの場合は一時的だったり、薬の調整で改善できます。
無理に我慢せず、医師に相談することが大切です。

🧘‍♂️ 心のストレスも関係あり!

排尿トラブルがあると、性に対して消極的になりやすいです。
でも、実はストレスや自信の低下こそが、性機能を低下させる大きな原因だったりします。

「トイレが心配で気が散る」

「薬を飲んでるからダメかも…」

そんな不安を一つずつ解決していくことで、自信と楽しみを取り戻せる人も多いです。

💬 パートナーとの会話も大事

性の悩みは一人で抱え込むよりも、信頼できるパートナーや医師と共有することがとても大切。
「年齢のせい」とあきらめず、『第二の性のステージ』として前向きに向き合う姿勢が、心にも体にも良い影響を与えます。

✅ まとめ:性の悩みも、前立腺肥大の大事なケアの一部

性機能への影響は薬や病状の進行によって異なります

恥ずかしがらずに相談することで、対策・工夫ができる

一人で悩まず、医師やパートナーと「開かれた会話」を持つことがカギ!

次回はいよいよ【最終回】!
「ここまでのまとめと、前立腺肥大症と“うまく付き合う”ためのヒント」をお送りします♪

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