50代からの泌尿器ラボ【第3回】前立腺肥大症の検査ってどんなことするの?〜“ちょっと抵抗ある”をなくしたい〜
こんにちは、きたじま腎泌尿器科クリニック世田谷烏山院院長の北島和樹です。
前立腺肥大症の症状が気になっても、「検査ってどんなことされるんだろう…」と不安になって受診をためらう方、実はとっても多いんです。
でも大丈夫!今日は、検査の流れや内容をわかりやすくご紹介しますね。
🧪 検査は“段階的”に進みます
前立腺肥大の検査は、いきなり痛いことをするわけじゃありません。
安心してください、いちばん大事なのは「話を聞く」ところからです。
🔍 ステップ1:問診と自覚症状のチェック
まずはあなたの症状について詳しく聞きます。
尿の出にくさ、回数、残尿感
夜間トイレの回数
排尿後にスッキリしているか
他の病気や服薬の有無
これだけでもかなり情報が得られるんです!
🔬 ステップ2:尿検査・血液検査
尿検査:感染症や血尿がないかを確認。
血液検査:腎機能やPSA(前立腺特異抗原)の値をチェック。
🔸 PSA値が高いと、前立腺肥大だけでなく前立腺がんの可能性も考慮されますが、必ずしも「=がん」ではありません。
📸 ステップ3:超音波(エコー)検査
下腹部にプローブを当てるだけ。痛みもなく、前立腺の大きさや残尿量がわかります。
「あ、そんなに大きくなってるんだ…」
「残尿が意外と多いですね」
など、客観的に今の状態を知るにはとても有効な検査です。
✋ ステップ4:直腸診(現在は殆ど行っていません!稀な状況で必要に応じて行うこともあります)
ここがちょっと抵抗ある方が多いポイント。
肛門から指を入れて、前立腺の硬さや形を確認します。
でも!検査自体は短時間で終わりますし、ベテラン医師がやれば痛みはほとんどありません。
📝 まとめ:検査は怖くない!
前立腺肥大の検査は「ちょっと恥ずかしい」「痛そう」と思われがちですが、実際はとてもシンプルで安全なものばかり。
症状の原因を知り、安心するための大事な一歩です。
次回は「どんな治療があるの?薬で治る?手術が必要?」についてお届けします!